イタリアといえば

2008年6月12日 16:12

企画部の玉田です。

イタリアといえば。
いえば...。

ファッション?
アート?

いいえ。イタリアといえばロックです。
1970年代、イタリアは個性溢れる独自のロックワールドを展開していました。
ロックが独自の表現形式の獲得に奔走したこの時代
イタリアからは模倣から抜け出したいくつもの素晴らしいバンドが誕生します。
そんなイタリアンロックの名盤を紹介させてください。

P.F.M / Per Un Amico(1972)

PFM / Per Un Amico(1972)


P.F.M(Premiata Forneria Marconi)はイタリアンロックの代表格といえるバンド。
計算された構成美のなかに、ロックのダイナミクスと西洋古典音楽が同居する展開は
美しいメロディラインとあわせ、イタリアらしさを存分に感じさせます。
代表作は、「Photos of Ghosts(1973)」ですが、
英詞になる以前のイタリア語版の初期2作「Storia di un Minuto(1972)
Per Un Amico(1972)」が素朴な仕上がりでおすすめです!
初期の中心メンバーの一人、Mauro Paganiのソロアルバム
Mauro Pagani(1978)」には後述のAreaのメンバーも参加しており
こちらも素晴らしい内容です。1曲目「EUROPA MINOR」が神曲過ぎます!

PFM- Impressioni di Settembre



Area / Parigi-Lisbona(1997)

Area / Parigi-Lisbona(1997)


奇声ともつかない歌声でロック全体でみても特異な存在である
ボーカリスト、Demetrio Stratos 率いるArea
バルカン半島の民謡を元にしたといわれる変拍子とミステリアスなメロディー、
そして実験的な楽曲へのアプローチは今聴いても唯一無二の個性を持っています。
Caution Radiation Area(1974)」「Crac!(1974)」など
おすすめの作品はすべてといっても過言ではないのですが
複雑怪奇な楽曲を驚異的な演奏能力で疾走する様子を垣間見れる
1976年のパリとリスボンのライブ「Parigi-Lisbona(1997)」は興味深いです。


Area - Live in studio + intervista 1977



I Pooh / Alessandra(1972)
I Pooh / Alessandra(1972)


I Poohは、いわゆる"クサさ"を感じさせるバンドです。
はじめて聴いたとき、私は笑ってしまいました。素晴らしすぎて。
メロディと楽曲のレベルの高さが尋常ではないので
これを正面から受け止められうかどうかが好みの分かれ目でしょうか。
聴きながら窓を開ければきっとそこには地中海が見えるくらい
世界で一番イタリアを感じさせてくれるバンド。超おすすめです。

Pooh - Dammi solo un minuto '77



Osanna / Milano Calibro 9(1972)

Osanna / Milano Calibro 9(1972)


演劇的なステージングと謎の化粧が売りだった変態バンドOsanna。
しかし今となってはサウンドから伝わるイメージのみで語られるバンドになりました。
本作は、映画音楽としてリリースされましたが、彼らの持ち味を損なうことなく
有名な次作「Parepoli」にはないオーケストレーションとのバトルが堪能できます。
酷いジャケットばかりのOsannaにあって「Milano Calibro 9」のジャケットは
サウンドを想起させる美しさを秘めており、一見の価値あり。

OSANNA Money


Locanda Delle Fate / Forse le Lucciole Non Si Amano Pi(1978)

Locanda Delle Fate / Forse le Lucciole Non Si Amano Pi(1978)


1970年代のイタリアンロック最後章を飾る名作。
目まぐるしく展開する構築的な楽曲でありながら、やわらかな音色が印象的な
「A Volte Un Instante Di Quiete」など、高い完成度を誇り
本作のみで解散したことが不思議なバンドです(1998年に再結成しました)。

Locanda delle fate - Sogno di Estunno



...と、まだまだあるのですが、そろそろ怒られそうなのでこのくらいでやめておきます!
ぜひ聴いてイタリアを感じてください!

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: イタリアといえば

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://bm11.kayac.com/cgi-bin/MT4/mt-tb.cgi/146

コメント(1)

Thank you for valuable information.

コメントする

Latest

Pickup